子ども用のスマホは安全で、費用を抑えて、保護者が管理しやすいものがお勧めです。
では、iPhoneは子ども用のスマホとして使うことができるのでしょうか?
iPhoneを使うなら、どこの携帯会社と契約するのがよいのでしょうか?
携帯電話の会社は何社かありますが、おすすめはLINEMOです。
2021年3月にサービスをスタートしたばかりのLINEMOですが、最新のiPhoneも利用可能です。
今回は、おすすめするLINEMOへの申込み方法などを具体的に説明します。

iPhoneって子どもスマホとして利用できるの?
子ども用のスマホというと、キッズ携帯など特別なものを用意する必要があるって思っていませんか?
実は、子ども用に特別なスマホを用意する必要はありません。
どんなスマホでも設定次第で子どもにもたせても大丈夫。
もちろんiPhoneでもOK!です。
iPhoneを子どもスマホとしてもおススメできる理由
iPhoneを子どもスマホとしておススメできる理由はいくつかあります。
まず、第一はセキュリティの高さです。
アンドロイドスマホは、悪質なアプリが存在する可能性が高いためウイルス対策ソフトが必須ですが、iPhoneはAppStoreでウイルス対策を行っているためその必要がありません。
また、iPhoneは、特別なアプリを入れなくても、スクリーンタイム機能やペアレンタルコントロール機能など、お子さんが勝手にゲームに課金したり、ネットで変なサイトで犯罪に巻き込まれないように細かく利用制限をすることができます。
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さらに、iPhoneは、バッテリー交換をすれば、昔のiPhoneでも長く使い続けることができますから、親が昔使っていたiPhoneを子ども用にすることも可能です。
子どもが持つスマホとして設定しなければいけないことなど色々とありますが、保護者がiPhoneであれば子どももiPhoneを利用したほうが見守りがしやすくなります。

iPhoneのバッテリー交換についてはこちらの記事をみてくださいね
→iPhone6sのバッテリー交換を自分でやってみた。古いiPhoneも蘇る!
iPhoneを準備する方法
iPhoneを使う場合、次の2つの方法があります。
iPhoneを使う方法
- iPhoneを自分で用意する
- SIMカードとセットで購入する
ドコモやau、ソフトバンクといった携帯キャリアでは、最新のiPhoneをSIMカードと一緒にセットで購入することができます。
iPhoneを扱っている格安SIMもありますが、用意されているのはiPhoneSEやiPhone11などで最新のものは購入できません。
LINEMOでは自分でiPhoneを準備する必要がある
LINEMOでは、iPhoneを使用することはできますが、端末を販売していないため、iPhoneだけでなく端末は自分で用意する必要があります。

子供スマホにLINEMOをおすすめする理由
LINEMOをおすすめする理由は、次の3つです。
おすすめする理由
- プランがシンプルで分かりやすい
- LINEギガフリーがついている
- フィルタリングオプションが無料で使える
プランがシンプルで分かりやすい
LINEMOの料金プランは次の2つです。
LINEMOのプラン
- 3GB+LINEギガフリー
- 料金:990円(税込み)
- 20GB+LINEギガフリー
- 料金:2,728円(税込み)
プランがたくさんあると、そこから選べて便利なように思いますが、実際には子どもの使い方に合わせてデータ容量やオプションを選ぶのは大変ですし、面倒です。
LINEMOのプランは2つだけなので分かりやすいです。
しかもデータ容量が3GBのミニプランであれば、料金も非常に割安です。
LINEギガフリーが付いている
子どもとの連絡にLINEは欠かせないものになっているのではないでしょうか。
LINEMOのプランには、LINEギガフリーがついています。
LINEギガフリーとは、LINEで通話やビデオ通話をしてもギガ数が減らず使い放題になるサービスです。
データ容量を気にせずLINEを使えることもおすすめポイントのひとつです。
フィルタリングオプションが無料で使える
格安SIMなどで使えるフィルタリングアプリは、iPhone(iOS)に対応していないものもありますが、LINEMOでは、iPhoneに対応したフィルタリングオプション「あんしんフィルター」を無料で使うことができます。
子ども用のスマホにフィルタリングは必須です。
それが無料で使えることもLINEMOのおすすめポイントです。

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LINEMO契約時に必要な初期費用は0円?
スマホを新規に契約したり、携帯会社の乗り換えをすると、なんらかの手数料がかかって、予想以上の出費だった…という方も多いのではないでしょうか。
今は、初期費用が必要な携帯電話会社がほとんどで、LINEMOも契約事務手数料は0円です。

LINEMOでiPhoneを使うとき、事前に用意をしておくもの
では、LINEMOでiPhoneを使いたい、LINEMOに申し込みをしたい、と思ったら事前に何を用意しておけばよいのでしょうか?
申し込みの際、あわてないよう事前に次の物を用意&確認しておきましょう。
LINEMOの申し込みに必要なもの
- iPhone
- SIMカード/eSIMどちらで申し込むかを決める
- 電話番号を引き継ぐかを決める(MNP予約番号)
- 本人確認書類を用意する
- 連絡先メールアドレス
利用するスマートフォン(iPhone)
さきほども説明しましたが、LINEMOでは端末を販売していません。
そのため、使用するスマホは自分で用意する必要があります。
今回は、iPhoneを利用することを前提に説明していますので、iPhoneを準備をしましょう。
LINEMOで使用できる端末はこちらで確認ができます →動作確認端末

SIMロック解除って?
通常、スマートフォンは契約した携帯電話会社のSIMカード以外は使用できない仕組みになっています。
それがSIMロックです。
他の会社で利用する場合(今回はLINEMO)、もとの携帯電話会社の通信制限(SIMロック)をはずして、どの携帯電話会社でも使えるようにする必要があります。
それを「SIMロック解除」と呼びます。
SIMカード/eSIMどちらで申し込むかを決める
LINEMOはeSIMにも対応しています。
eSIMって?
「eSIM」(イーシム)は、物理的なSIMのようにスマホに挿入する必要がなく、ウェブサイトから契約する事で、すぐにその場で使えるようになるデジタル的なSIMです。
LINEMOでiPhoneを使用する場合、以下のiPhoneはeSIMを選ぶこともできるので、申し込み前にどちらのSIMにするか決めておくと申し込み途中で悩まずにすみます。
eSIM対応のiPhone
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- iPhone SE(2020・第2世代)
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone XR
- iPhone XS
- iPhone XS Max

電話番号を引き継ぐかを決める(MNP予約番号)
LINEMOに申し込む前に、今使っている電話番号を引き継ぐか決める必要もあります。
同じ電話番号を使う(電話番号を引き継ぐ)場合は、契約中の携帯電話会社からMNP番号を取得する必要があります。

本人確認書類
申し込みに際には、本人確認書類のアップロードが必要なので、予め本人確認書類の写真をとっておくと手続きがスムーズに進みます。
本人確認書類として認められるものは次のとおりです。
【日本国籍の人の場合】
SIMカードを申し込む場合 | eSIMを申し込む場合 | |
運転免許証 | ◯ | ◯ |
運転経歴証明証 | ー | ◯ |
国民健康保険証 + 補助書類 | ◯ | ー |
マイナンバーカード | ◯ | ◯ |
日本国パスポート | ◯ | ー |
住民基本台帳カード + 補助書類 | ◯ | ー |
社会保険証 + 補助書類 | ◯ | ー |
身体障がい者手帳 | ◯ | ー |
療育手帳 | ◯ | ー |
精神障がい者手帳 | ◯ | ー |
子ども用のスマホを申し込む場合、支払いをする保護者が契約者、使用をする子どもは利用者となるため保護者の本人確認書類を用意します。
また、LINEMOは18歳以上なら契約ができますが、契約者が18歳または19歳の場合、親権者の本人確認書類および同意書が必要になります。

連絡先メールアドレス
申し込みの際にはLINEMOから確認メールが届きます。
そのため、契約者のメールアドレスを用意しておきましょう。

LINEMO利用までの流れ
必要なものが準備できたら、LINEMOへ申し込みを行います。
申し込みから利用開始までの流れは次のようになります。
SIMカードの場合
1.申し込み完了後、約1〜2時間で「お申し込み完了のお知らせ」というメールが届きます。
注意ポイント
- 審査が通った場合:「商品発送のお知らせ」というメールが届きます。
- 申し込み内容に確認が必要な場合:「(重要)お申し込み内容のご確認」というメールが届きます。審査が通らなかった場合、「お申し込み審査結果についてのお知らせ」というメールが届きます。
- 審査が通らなかった場合:「お申し込み審査結果についてのお知らせ」というメールが届きます。
2.申し込み完了後、最短2営業日でSIMカードが発送されます。
3.MNP転入またはソフトバンクやワイモバイルからのりかえの場合、回線をLINEMOに切り替えるます。
4.利用する端末のSIMサイズに合わせてSIMカードを取り外し、端末の電源を切ってSIMカードを挿入します。挿入後、端末の電源を入れます。
5.LINEMOの通信サービスを利用するために、APN設定を行います。
APN設定とは?
APNは、Access Point Nameの略で、スマートフォンにインターネットの接続先を認識させる重要な設定のことを指します
6.再起動し、端末の画面上部のステータスバーの通信事業者名が「LINEMO」なることを確認します。

eSIMの場合
1.申し込み完了後、約1〜2時間で「お申し込み完了のお知らせ」というメールが届きます。

2.ワンタイムパスワードで本人確認をします
注意ポイント
利用される端末以外の製品(スマートフォン、タブレット、パソコン)での対応を推奨しています。ワンタイムパスワードは、メールもしくは自動音声通話のどちらかの方法で受け取ることができます
3.eSIMプロファイルのダウンロードをします。開通するには、eSIMプロファイルをダウンロードする必要があります。
注意ポイント
ダウンロードは、利用する端末で行います。
4.のりかえの場合は、回線の切り替えを行います
5.再起動し、端末の場面上部のステータスバーの通信事業者名が「LINEMO」になっていることを確認します。

6.LINEMOの通信サービスを利用するためにAPN設定を行います

LINEMOへの申し込み方法
LINEMOへの申し込みはすべてWEBで行います。
簡単に手順を確認してみましょう。
1.LINEMOのHPから「今すぐ申し込む」「申し込む」を選択します。
2.電話番号を引き継ぐかどうか選択し、引き継ぐ場合はどこの会社からの乗り換えを選択して次に進みます。
3.プランを選択します。LINEMOのプランは1つですが、通話オプションなどを選択する必要があります。
4.契約者情報、クレジットカード情報などを入力して、本人確認書類のアップロードに進みます。
このさきは、画面の指示どおりに手続きを進めます。
LINEMOで子ども用にiPhoneを使用する際の注意事項
LINEMOは分かりやすいプランで利用できますし、LINEギガフリーなので子ども用にはおすすめです。
また、「あんしんフィルター」が無料で使えるので安心して子どもに持たせることもできます。
ただ、次の点には注意しますしょう。
注意ポイント
- eSIMでは、「あんしんフィルター」が使用できない
- AndroidとiPhoneでAPN設定の方法が異なる
- 申し込みだけでなく、サポートもWEBのみなので店頭でのサポートが受けられない
- 未成年者(18歳・19歳)が契約者になる場合は、親権者の同意が必要となるため、親権者宛に電話で確認が入る
これらの注意点を踏まえれば、LINEMOは子ども用のスマホにおすすめです。
端末セットのプランはありませんが、iPhone 6s移行のiPhoneが使えますから、親御さんが使っていたiPhoneを再利用すれば、端末にコストをかけることなく、お子さんの快適なスマホライフがスタートできますよ。