子どもがスマホを持ちたいのってLINEがしたいのとゲームだけでしょ?と思っていたのに・・いつの間にか色々なSNSを使うようになっていたっ!!ということはわりとよくあることです。
子ども達はまだ未熟なところもあるので、中学生でも高校生でも使い方によっては危険な使い方をしている場合もあります。
LINE以外のSNSをあまり使わない。という保護者の方もこれを機に使ってみてどんなものか知ってください。
そこで、ご自分達で子どもに使わせても良いものかどうか考えてみてはいかがでしょうか?
各SNSは一応年齢制限はされていますが、それほど厳しく規制がされているわけではありません。子どもに使わせるかどうかは保護者の判断ということです。
SNSとはソーシャル・ネットワーキング・サービス つまり社会的なつながりを作ることができるサービスのことです。
良いつながりであればいいのですが・・・もしかすると、トラブルを引き起こすつながりができてしまうこともあります。子どもに安全にスマホを利用してもらうためにも、SNSとはどんなものか知っておきましょう。
ここではSNSの中でも、中学生・高校生も利用者が非常に多いTwitterについて 利用を制限する方法などをご紹介します。
子どもとTwitter 子どもが使うなら親も知ろう
Twitterとはいろいろなことをつぶやき情報を共有するためのSNSです。
フォローをすることによって、フォローをした人がつぶやいたことが自分の画面に表示がされるので情報を探しに行く手間も省けるし、リアルタイムの情報を得ることができるので情報収集のツールとしてはとても有効です。
公の機関や店舗、芸能人などをフォローしておけば自分が知りたい情報が随時入ってくるのでとても便利です。



Twitter用語
フォロワー・・自分のことをフォローしてくれる人のこと。自分がつぶやいた内容はフォロワーのTwitter画面に表示がされます。
Twitterのつぶやきは世界中の人が閲覧可能
Twitterは特に設定をしていない限り、世界中のTwitterユーザーに閲覧が可能になっています。
だから、個人的な情報を載せてしまうと取り返しのつかないことになってしまう可能性があります。
どんどん広がるリツリート
Twitterでつぶやいたことを他のユーザーがリツリートをする場合があります。
自分のフォロワーにしか表示されない内容だと思っていても、リツリートされることでリツリートしたユーザーのフォロワーの画面にも表示されることになり、全く知らない人にもどんどんと情報を広めてしまうことになります。
良いようにも悪いようにも使えるのがリツリートです。
ダイレクトメッセージがある
Twitterは基本的にユーザー同士のやり取りは公開された状態になりますが、ダイレクトメッセージという機能があるので非公開に当人どうしだけでやり取りをすることが可能です。
ダイレクトメッセージは全く知らない人にも送ることができます。
アカウントを複数作ることができる
Twitterは1人で複数のアカウントを作ることができるので、裏垢、サブ垢と言われるものを作り、決して知り合いには言えないようなことのつぶやきに使う場合もあるようです。

中にはエロ垢などのアダルト系のアカウントを作ってしまう場合もあるようです。フォロワー数を増やしたいがために、自分の身体を撮影し投稿するようなこともあるそうです・・・。

個人情報をTwitter上で公開する子ども達
Twitterの特徴をざっくりと紹介をしましたが、世界中に公開された情報であるにも関わらず今の子ども達は個人情報をTwitter上に公開をしています。
まず、名前。ニックネームで登録をする方も多い中、子ども達は本名で登録をします。
そしてプロフィール欄に出身校や在学中の学校などを事細かに入れています。
写真も本人のものを使っていることが多いです。

確かに、プロフィールを公開することで良いこともありますが、一方で悪意のある人からコンタクトがありトラブルに巻き込まれる場合もあります。
また、判別がつかないまま利用をすると人生を棒に振るような結果を招いてしまう場合もあります。
悪ふざけをして撮影をした写真をアップして、それがどんどんリツリートされた。過去のツイート、写真の位置情報、プロフィールなどから個人情報が特定され、入学取り消し、就職内定の取り消しなどが起こる場合も出てきます。

Twitterは何歳から使ってもいいの?
Twitterは13歳未満を対象をしていません。Twitterポリシー違反の報告
お子様の利用に関するプライバシーポリシー: Twitterのサービスは13歳未満の方を対象としたものではありません。あなた(保護者)の同意なくお子様が自分の個人情報をTwitterに提供したことがわかった場合は、プライバシーフォームからご連絡ください。お子様の利用に関するポリシーの詳細については、プライバシーポリシーをご覧ください。
ちなみにAppStoreでは日本時間の2017年3月25日から17歳以上推奨の年齢制限が追加されています。
Twitterを使わせないための設定
Twitterを使わせても良いかどうかは各ご家庭の判断ということろが大きいようです。Twitterを使わせない。という選択をする場合には予め設定を行っておきましょう。
アプリとWEBサイトの規制をする
TwitterはTwitterのアプリでも使えるしSafariやChromeなどのWEBブラウザと言われるWEBページからも使うことができます。
そのため、Twitterを使わせないならアプリとWEBサイト両方に制限をかけないといけません。

iPhoneでTwitterを使えないようにする
すでに使い始めている場合は、Twitterのアカウントを削除をしてからアプリがインストールできない設定をします。
また、WEBサイトでTwitterが表示できないように設定をしていきます。
Twitterアカウントの削除
twitterアカウントを削除するには、アプリを開き「設定とプライバシー」→「アカウント」を選びます。
アカウント画面の「アカウントを削除」をタップします。

アプリをインストールできないようにする
アプリのインストール制限は「スクリーンタイム」を使います。

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設定→スクリーンタイム を選びます。
ファミリー共有をしている場合、親の端末でスクリーンタイムの画面を表示すると、子どもの名前が表示されるので設定する子どもの端末を選び次の操作に進みます。
続けて【コンテンツとプライバシーの制限】を選びます。
コンテンツとプライバシーの制限をONにし、iTunesおよびAppStoreでの購入から「インストール」を許可しないにします。
WEBサイトを表示できないようにする
アプリのインストールができないようにする設定と同様、スクリーンタイムより【コンテンツとプライバシーの制限】を表示させます。
【コンテンツ制限】→【Webコンテンツ】
成人向けWebサイトを制限を選び、画面下の「常に許可しない」より表示させたくないWebサイトを追加します。
- https://twitter.com/
- https://mobile.twitter.com/
AndroidでTwitterを使えないようにする
GooglePlayやChromeの設定などを行うことでもできますが、一番簡単に設定するにはフィルタリングアプリを導入します。
ここではフィルタリングアプリ i-フィルタ を使った設定方法を確認します。
Twitterアカウントの削除
すでにTwitterを使っていてる場合には、アカウントを削除しましょう。
アプリからの削除はできないので、パソコンでChromeなどのWebブラウザを使ってhttps://twitter.com/を表示させログインします。
プロフィール画像のところをタップするとメニューが表示されるので[設定とプライバシー]を選び、画面一番下のアカウントを削除をクリックします。
*スマホなどのモバイル端末ではTwitterアカウントの削除はできないようです。詳しくはTwitterヘルプセンターをご覧ください。
アプリをインストールできないようにする
iフィルターのフィルタリング設定画面よりアプリフィルタリング設定を選びます。
左下のインストール済みアプリの個別詳細設定
Androidの場合はGooglePlayからアプリをインストールすることになるのでGooglePlayストアを禁止にしておきましょう。
WEBサイトを表示できないようにする
フィルタリング設定の画面から[見せたくないサイトの設定]を選びます。
見せたくないサイトへ下記の二つのアドレスを追加します。
- https://twitter.com/
- https://mobile.twitter.com/
Twitterは悪くない。使い方を親子で考えよう
Twitterの利用制限の方法などをご紹介しましたが、Twitterは正しい使い方をすればとても有益なツールです。
子どもに使わせる場合にはまず保護者の方がTwitterとはどんなものか使ってみることをお勧めします。
高校生などになると、使い始める子が多いようですが中には間違った使い方をしている子も多くいるというのも現状です。ですが、一度使い始めてしまうときっかけがなければなかなか取り上げることはできません。
使い始める前に、制限を設け、使いたい。と言い出したら、親子でよく話し合いができるような関係を持つことが理想的ですよね。
Twitter 保護者向けのアドバイス 10代のユーザー向けのアドバイス