iPhoneが日本で初めて販売されてから2021年で13年。
iPhoneはシリーズを重ねて、累計販売台数は2020年度には20億台を超えようとしています。
そんなiPhoneの最新版iPhone12、iPhone12miniは、どんな特徴があるのでしょうか?
子どもに持たせるスマホとしてはどんなメリットがあるのでしょうか?
今回は、iPhone12を他のiPhoneと比較し、そのメリットを調べてみました。
iPhone12、iPhone12miniの概要と特徴は?
iPhone12には、次の4つの種類があります。
iPhone12 mini | iPhone12 | iPhone12 Pro | iPhone12 Pro Max | |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
画面サイズ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
解像度 | 2,340 x 1,080ピクセル解像度、476ppi | 2,532 x 1,170ピクセル解像度、460ppi | 2,532 x 1,170ピクセル解像度、460ppi | 2,778 x 1,284ピクセル解像度、458ppi |
本体サイズ | ・高さ131.5mm ・幅64.2mm ・厚さ7.4mm |
・高さ146.7mm ・幅71.5mm ・厚さ7.4mm |
・高さ146.7mm ・幅71.5mm ・厚さ7.4mm |
・高さ160.8mm ・幅78.1mm ・厚さ7.4mm |
重量 | 133g | 162g | 187 g | 226 g |
CPU | A14 Bionic | A14 Bionic | A14 Bionic | A14 Bionic |
容量 | 64GB 128GB 256GB |
64GB 128GB 256GB |
128GB 256GB 512GB |
128GB 256GB 512GB |
カラーバリエーション | ブラック、ホワイト、PRODUCT RED 、グリーン、ブルー、パープル | ブラック、ホワイト、PRODUCT RED 、グリーン、ブルー、パープル | シルバー、グラファイト、ゴールド、 パシフィックブルー |
シルバー、グラファイト、ゴールド、 パシフィックブルー |
本体デザイン・素材 | Ceramic Shieldの前面 ガラスの背面、 アルミニウムを持ったデザイン |
Ceramic Shieldの前面 ガラスの背面、 アルミニウムを持ったデザイン |
Ceramic Shieldの前面 テクスチャードマットガラスの背面 ステンレススチールを持ったデザイン |
Ceramic Shieldの前面 テクスチャードマットガラスの背面 ステンレススチールを持ったデザイン |
連続再生時間 | ・ビデオ再生:最大15時間 ・ビデオ再生(ストリーミング):最大10時間 ・オーディオ再生:最大50時間 |
・ビデオ再生:最大17時間 ・ビデオ再生(ストリーミング):最大11時間 ・オーディオ再生:最大65時間 |
・ビデオ再生:最大17時間 ・ビデオ再生(ストリーミング):最大11時間 ・オーディオ再生:最大65時間 |
・ビデオ再生:最大20時間 ・ビデオ再生(ストリーミング):最大12時間 ・オーディオ再生:最大80時間 |
5G対応 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
価格(AppleStore) | 82,280円(税込)~ | 94,380円(税込)~ | 117,480円(税込)~ | 129,580円(税込)~ |
(画像:AppleStoreより)
iPhone12の特徴の主なものは次の4つです。
iPhone12の特徴
- iPhone12 MINIがある
- 5Gに対応している
- 「MagSafe」でワイヤレス充電が超最速で可能
- スマホで最速のA14 Bionic搭載でパフォーマンスアップ


他のiPhoneとどこが違うの?
iPhone12は他のiPhoneとどんな点が異なるのでしょうか?
iPhone12、iPhone12miniとiPhone11、iPhoneSE(第2世代)を比較してみた結果が次の表です。
iPhone12 mini | iPhone12 | iPhone11 | iPhoneSE(第2世代) | |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
発売日 | 2020年11月30日 | 2020年10月23日 | 2019年9月20日 | 2020年4月24日 |
容量 | 64GB/128GB/256GB | 64GB/128GB/256GB | 64GB/128GB/256GB | 64GB/128GB/256GB |
価格(AppleStore) | ・82,280円(64GB) ・87,780円(128GB) ・99,880円(256GB) |
・94,380円(64GB) ・99,880円(128GB) ・111,980円(256GB) |
・71,280円(64GB) ・76,780円(128GB) ・88,880円(256GB) |
・49,280円(64GB) ・54,780円(128GB) ・66,880円(256GB) |
ディスプレイ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.1インチ | 4.7インチ |
サイズ | ・高さ:131.5mm ・幅 :64.2mm ・厚さ:7.4mm |
・高さ:146.7 mm ・幅 :71.5 mm ・厚さ:7.4 mm |
・高さ:150.9 mm ・幅 :75.7 mm ・厚さ:8.3 mm |
・高さ:138.4 mm ・幅 :67.3 mm ・厚さ:7.3 mm |
重さ | 133g | 162g | 194g | 148g |
CPU | A14 Bionicチップ | A14 Bionicチップ | A13 Bionicチップ | A13 Bionicチップ |
カラーバリエーション | ・ブラック ・ホワイト ・PRODUCT RED ・グリーン ・ブルー ・パープル |
・ブラック ・ホワイト ・PRODUCT RED ・グリーン ・ブルー ・パープル |
・ブラック ・グリーン ・イエロー ・パープル ・PRODUCT RED ・ホワイト |
・ブラック ・ホワイト ・PRODUCT RED |
連続再生時間 | ・ビデオ再生:最大15時間 ・ビデオ再生(ストリーミング):最大10時間 ・オーディオ再生:最大50時間 |
・ビデオ再生:最大17時間 ・ビデオ再生(ストリーミング):最大11時間 ・オーディオ再生:最大65時間 |
・ビデオ再生:最大17時間 ・ビデオ再生(ストリーミング):最大10時間 ・オーディオ再生:最大65時間 |
・ビデオ再生:最大13時間 ・ビデオ再生(ストリーミング):最大8時間 ・オーディオ再生:最大40時間 |
カメラ | デュアル12MPカメラ(超広角、広角カメラ) 1200万画素 |
デュアル12MPカメラ(超広角、広角カメラ) 1200万画素 |
デュアル12MPカメラ(超広角と広角) 1200万画素 |
12MP広角カメラ 1200万画素 |
Touch ID | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ |
Face ID | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ |
防水・防塵性能など | 防沫性能、耐水性能、防塵性能 | 防沫性能、耐水性能、防塵性能 | 防沫性能、耐水性能、防塵性能 | 防沫性能、耐水性能、防塵性能 |
5G対応 | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ |
MagSafe対応 | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ |
iPhone12とiPhone11はそれほど違いがないように見えるかもしれません。
でも、手にとってすぐに分かるのはその重さの違いです。
iPhone12は、iPhone11より30g以上軽いですし、iPhone miniは133gとその軽さに驚くでしょう。
また、CPUはスマホで最速のA14 Bionic搭載しているので、iPhone11より処理能力が高く、ストレスを感じることなく使用することができます。
さらに、MagSafeや5Gに対応している点も、iPhone12のおすすめポイントです。
MagSafeってなに?
MagSafeは、iPhoneの背面に搭載された磁石を使った新しいアクセサリー規格で、MagSafeを使うとワイヤレス充電器や保護ケースなどを磁石で固定して利用することができます。

iPhone12を子供に持たせるメリットは?
iPhone12の特徴や他のiPhoneとの違いを踏まえた上で、iPhone12を子どもに持たせるメリットを考えてみましょう。
iPhone12を子どもに持たせるメリットは次の点が挙げられます。
iPhone12のメリット
- iPhone12 miniがある
- miniは子どもの手にも持ちやすい
- 軽い
- 5Gが使える
まず挙げられるポイントは、iPhone12にはサイズの小さいminiがあることです。
iPhone12miniは、iPhone12と性能はほぼ同じで、サイズが小さく軽いので、子どもにも持ちやすく使いやすい機種といえます。
また、miniだけでなく、iPhone12は重量が他のiPhoneに比べて軽いので、その点もメリットでしょう。
そして、これからは「高速で大きな容量の通信ができる5Gの時代」ですから、これからスマホを持つなら5G対応がおすすめです。
iPhoneの中で5Gに対応しているのは、2021年5月現在、iPhone12だけです。

iPhone12を利用可能な格安simは?
格安SIMでは、iPhoneの取り扱いをしていなかったり、取り扱いはあっても最新のiPhone12の販売をしていないところがほとんどです。
でも、次の格安SIMではiPhone12のセットで申し込みが可能です。
楽天モバイル
楽天モバイルは、インパクトのあるCMと1GBまで0円という料金で注目されています。
その楽天モバイルでも、2021年4月30日からiPhoneの販売が始まりました。
扱っているのは、iPhone12Pro Max、iPhone12Pro、iPhone12、iPhone12mini、iPhoneSE(第2世代)で、iPhone12シリーズは全て購入可能です。
iPhone12シリースの価格
- iPhone12ProMAX…一括141,700円~(税込)/48回払い2,952円~(税込)
- iPhone12Pro…一括127,395円~(税込)/48回払い2,654円~(税込)
- iPhone12…一括101,176円~(税込)/48回払い2,107円~(税込)
- iPhone12min…一括87,712円~(税込)/48回払い1,827円~(税込)
また、楽天モバイルの申し込みと同時にiPhoneを購入すると、15,000円相当のポイントが還元される「iPhone発売記念キャンペーン」(終了日未定)を行っています。
楽天モバイルは、料金プランは1つだけとシンプルで分かりやすく、1GBまでなら0円、どれだけ使っても3,278円という格安料金も魅力です。
OCNモバイルone
NTTのグループ企業の一つであるNTTコミュニケーションズが運営する格安SIM「OCNモバイルONE」でも、iPhone12を扱っています。
新品ではなく中古のiPhoneですが、Apple認定の整備プロセスを経て品質保証された新品同様の製品で、Appleの製品保証(1年間)も付いているので安心です。
扱っているのはiPhone12とiPhone12miniで、価格は次のとおりです。
iPhone12とiPhone12miniの価格
- iPhone12 64GB…93,390円(税込)
- iPhone12 128GB…98,890円(税込)
- iPhone12 256GB…110,990円(税込)
- iPhone12mini64GB…81,290円(税込)
- iPhone12mini128GB…86,790円(税込)
- iPhone12mini256GB…98,890円(税込)
OCNモバイルoneの音声対応SIMの1GBコースは月770円と格安。3GBでも990円と1,000円以内で使えるので、かなり割安です。
さらに、容量シェアをすることもできるので、データ容量を無駄にすることもありません。
IIJmio
IIJmioは、格安SIMの中でも品質のよさと安定感が評判で、割高になりがちな通話料金も「みおふぉん」で安くなります。
そんなIIJmioでもiPhone12を扱っています。
新品ではなく「未使用品」ですが、デバイス本体は通常使用されておらず、キズや汚れなどがない非常に良質なものなので安心です。

2021年5月8日現在、提供されているのは、iPhone12mini(64GB)とiPhone12(64GB)ですが、都度在庫状況が変わるのでIIJでiPhone12を購入する場合は在庫確認が必要です。
iPhone12とiPhone12miniの価格
- iPhone12 64GB…一括払い92,950円/24回払い3,905円(税込)
- iPhone12mini64GB…一括払い82,280円/24回払い3,432円(税込)
IIJmioは、音声通話SIMの料金が安く、2021年4月からスタートした新プランでは、2GBで858円、4GBで1,078円と以前のプランよりさらにお得になっていますし、データシェアやデータ繰越も可能なので、データ容量を無駄にすることもないでしょう。
iPhoneSE2の方がコストパフォーマンスはいい?
ここまで最新のiPhone12について紹介してきましたが、コストパフォーマンスを考えるとiPhoneSE(第2世代)もおすすめです。
iPhoneSE(第2世代)の性能は、iPhone12にひけはとりませんが、価格は次のようにかなり手頃です。
iPhone12mini | iPhone12 | iPhoneSE(第2世代) | |
価格 | ・82,280円(64GB) ・87,780円(128GB) ・99,880円(256GB) |
・94,380円(64GB) ・99,880円(128GB) ・111,980円(256GB) |
・49,280円(64GB) ・54,780円(128GB) ・66,880円(256GB) |
発売日 | 2020年11月30日 | 2020年10月23日 | 2020年4月24日 |

発売日も半年早いだけなので、古い印象もありませんし、子どもが使うには価格が手頃のiPhoneSEもよいのではないでしょうか。
iPhoneSE2が買える格安SIMは?
iPhoneSEは、次の格安SIMで購入できます。
2021年5月8日現在
格安SIM | iPhoneSE 64GB | iPhoneSE 128GB | iPhoneSE 256GB |
mineo | ・一括:51,480円 ・分割(24カ月):2,145円/月 |
・一括:57,024円 ・分割(24カ月):2,376円/月 |
・一括:69,168円 ・分割(24カ月):2,882円/月 |
J:COM MOBILE | ・一括:55,440円 ・分割(24カ月):2,310円/月 ・分割(36カ月):1,540円/月 |
・一括:63,360円 ・分割(24カ月):2,640円/月 ・分割(36カ月):1,760円/月 |
・一括:75,240円 ・分割(24カ月):3,135円/月 ・分割(36カ月):2,090円/月 |
楽天モバイル | ・一括:55,170円 ・分割(24カ月):2,298円/月 ・分割(48カ月):1,149円/月 |
・一括:61,150円 ・分割(24カ月):2,547円/月 ・分割(48カ月):1,273円/月 |
・一括:75,115円 ・分割(24カ月):3,129円/月 ・分割(48カ月):1,564円/月 |
OCNモバイルone | ・一括:48,070円 | ・一括:53,460円 | ・一括:65,670円 |
IIJ mio | (未使用品) ・一括:43,780円 ・分割(24カ月):1,837円 |
- | - |
BIGLOBEモバイル | ・一括:50,820円 ・分割(24カ月):2,117円 |
・一括:56,496円 ・分割(24カ月):2,354円 |
- |
LIBMO | ・一括:48,840円 ・分割(24カ月):2,035円 |
- | - |

iPhoneSE2を使うならこの格安SIMがおすすめ
iPhoneSEは、サイズも小さめで価格も手頃なので子どもが使うのにおすすめです。
また、iPhoneSEを使う場合は、次の格安SIMがおすすめです。
mineo
mineo(マイネオ)は、子どもたちが安心して使えると評判の格安SIMで、iPhoneSE 第2世代は64GB、128GB、256GBの3機種すべて購入が可能です。
また、iPhoneSE第2世代が購入できること以外に、mineoには次のような特徴があります。
mineoの特徴
- 家族割引がある
- パケットシェアができる
- ジュニアパックがある
家族割引があるので、家族で利用するとお得ですし、余ったデータ量(パケット)をシェアできるので、パケットが無駄になりません。
また、デュアルタイプ(音声通話+データ通信)とシングルタイプ(データ通信のみ)の2つの基本プランからデータ容量を選び、そこにオプションを付加していくので、それぞれの使い方に合わせたプランを作り上げることができるのもmineoの特徴です。
J:COM MOBILE
J:COM MOBILEは、国内最大規模のケーブルテレビ事業会社であるJ:COMが提供している格安SIMです。
J:COMのケーブルテレビ提供エリアは限定されていますが、J:COM MOBILEはau回線を使っていて、全国どこでも利用することができ、iPhoneSE第2世代の3種類全て購入が可能です。
ただ、mineoに比べると端末代金が少々高いので、その点には注意しましょう。
iPhoneSE第2世代が購入できること以外に、J:COM MOBILEには次のような特徴があります。
J:COM MOBILEの特徴
- 学割がある
- あんしんフィルター for J:COMが無料
- スタート割もある
格安SIMはもとの料金が安いので、学割をやっていない格安SIMも多いのですが、J:COM MOBILEには学割があり、利用者の中に26歳以下の人がいれば同居の家族も同様の割引を受けることができます。
また、1GBからの料金プランがあり、1,078円でずっと使えるのでデータ容量は少なくても料金を安く押さえたい人にもおすすめです。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルは、インターネットプロバイダ大手のビッグローブ株式会社が運営する格安SIMで、エンタメフリーオプションやシェアSIMがあって、子ども用のスマホとしてもおすすめの格安SIMです。
iPhoneSEの取り扱いもしていて、セットで購入すると割安で端末を手に入れることも可能です。
ただ、2021年5月8日現在、iPhoneSEの256GBは扱っていないのでご注意ください。
BIGLOBEモバイルの特徴
- エンタメフリーオプションがある
- 家族割がある
- シェアSIMがある
BIGLOBEモバイルには、エンタメフリーオプションがあって、YouTubeなどの対象21サービスの通信量が定額料金でノーカウントになります。
また、プランも豊富ですし、家族割りやシェアSIMもあるので、家族で使うのにもおすすめです。
まとめ
最新のiPhone12シリーズは、CPUの性能アップ、5G搭載など魅力がたくさんあります。
また、子どもや女性も持ちやすいサイズのminiもあるので、新たにスマホを持ち始めたり、機種変更にもおすすめの機種です。
ただ、iPhone12は価格が高いこと、扱っている格安SIMが少ないのがネックになるかもしれません。
子ども用スマホにiPhoneを考えるなら、コストパフォーマンスのよいiPhoneSEもおすすめです。
iPhoneSE第2世代は、サイズが小さいこと、カメラの性能などを除けば、他のiPhoneと遜色なく、高性能なiPhoneが4万円~購入できるのが魅力です。
格安SIMでも購入が可能なので、安い料金プランと手頃な端末価格で毎月のスマホ代を抑えることができるでしょう。