TONEモバイルは、子ども用のスマホにおすすめの格安SIMとして評判です。
特にTONEモバイルのオリジナル端末は、子どもの成長に合わせて画面を変更できるなど、TONEモバイルならではの機能があるのが特徴です。
では、TONEモバイルの最新の端末「TONE e21」にはどんな特徴があるのでしょうか?
他の機種との違いなども含めてご紹介しましょう。
TONE e21って?
TONE e21は、2021年4月14日にTONEモバイルから発売された最新のスマホです。
「トーンモバイルのサービスが始まって以来、”最大のバージョンアップ”」とグループ会社の社長が発言するほどの自信作で、AI技術を軸に、通信サービス、見守りやメッセンジャーなどの機能が強化されている上、機能のバージョンアップだけでなく、メモリは4GB→6GB、ストレージも64GB→128GBになっているなど、ハード面でも進化がみられます。
それにもかかわらず、端末価格は前機種と同じ21,780円(税込)。
高性能で使いやすく、手頃な値段のTONE e21は、子ども用だけでなく、初心者にもおすすめのスマホといえます。


TONE e21の特徴は?
TONE e21の特徴は、ひとことでいうと「やさしいAI端末」でしょう。
「やさしい」には「優しい」と「易しい」の2つの意味が込められていて、具体的には次のような特徴があります。
TONE e21の特徴
- Oneメッセンジャー
- ダッシュボード機能
- あんしん電話
- ライフログ
- 面倒な設定がいらない
- ONE Drop
ONEメッセンジャー
ONEメッセンジャーは家族の見守りを行なうことができる機能です。
One メッセンジャーでメッセージのやり取りできるのは登録した相手(最大10人)だけなので、不特定多数の人とつながる危険性はありません。
メッセージのやりとりができるだけでなく、「歩きスマホをしている」「3密の場所にいる」「塾から移動した」といった特定の状態を検知すると、管理者である親にメッセージが送られますし、「#いまどこ」とチャットで質問すると、子どもの位置を教えてくれる機能があります。
また、不適切な写真を送信できない「自画撮り防止機能」も備えているので、SNSを通じた自画撮り被害を防ぐことも可能です。
ダッシュボード機能
ダッシュボードは、利用者の行動や状態を可視化する機能です。
スマホの使用時間やアプリやアクセスしたサイトのカテゴリー、さらには、どういう場所に多く居たのかが分かります。
また、新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」のデータを活用し、密の環境にどれだけ居るかを検知することもできるので、コロナウイルス感染対策にも役立つでしょう。

あんしん電話
TONEモバイルでは、090電話とTONE電話(050電話)の2つの電話番号を標準でもらえます。
そして、その電話に、詐欺電話などの可能性がある電話番号から着信があると、AIが検知して画面に警告を表示する「あんしん電話」機能を搭載しています。
詐欺の被害に遭う可能性があるのは、高齢者だけではありません。
子どもも犯罪に巻き込まれ可能性がありますから、子どもにスマホを持たせるにあたって「あんしん電話」機能がついているのは保護者にとっては安心ポイントでしょう。
ライフログ
TONE e21では、毎日の歩数や活動量などを自動計算する「ライフログ」も搭載されています。
この機能は、どちらかというと高齢者向けですが、活動量に応じてTポイントもたまりますから、子どもたちも楽しみながら使えるのではないでしょうか。
面倒な設定が必要ない
スマホを替えた時、新しい機種の設定が面倒!と思ったことありませんか?
電源を入れてもすぐに使えるわけではないので、それも機種変更に躊躇する理由になっているかもしれません。
TONE e21は、TONEモバイルとの契約情報をもとに、AIがおすすめの設定を自動で提案してくれ、電源を入れるだけで、すぐに自分のスマホとして使うことができます。

ONE Drop
ONE Dropは、TONE e21を介してiPhoneとAndroid端末の間で簡単にファイル共有ができる機能です。
iPhone同士の場合、AirDropで簡単に画像や動画が共有できますが、iPhoneとAndroid端末の間でのファイル共有は少々面倒でした。
それを簡単にしたのがONE Dropです。
TONE e21とiPhoneの間で素早く画像や動画のやり取りができるだけでなく、集まった仲間の中に、ひとりでもTONE e21ユーザーがいると、スムーズなファイル共有が可能です。

TONE e21は他の端末とどこが違うの?
TONE e21の特徴を紹介しましたが、他の端末とはどこが違うのでしょうか?
前機種のTONE e20、iPhoneSE(第2世代)、Android端末のAQUOS sense5Gとスペックを比較してみました。
TONE e21 | TONE e20 | iPhone SE(第2世代) | AQUOS sense5G | |
OS | Android10.0 | Android9.0 | iOS 13.5.1がプリインストール | Android11 |
液晶サイズ | 6.53インチ | 6.26インチ | 4.7インチ | 約5.8インチ |
本体サイズ | ・高さ:162.4mm ・幅:77mm ・厚さ:8.85mm |
・高さ:159mm ・幅:76.5mm ・厚さ:8.2mm |
・高さ:138.4 mm ・幅:67.3 mm ・厚さ:7.3 mm |
・高さ:148mm ・幅:71mm ・厚さ:8.9mm |
重さ | 185g | 175g | 148g | 178g |
解像度 | 2,340×1,080 | 1,520×720 | 1,334 x 750 | 2,280×1,080 |
カメラ | クアッドカメラ | トリプルカメラ | 12MP広角カメラ | 広角、望遠、標準の3つのカメラを搭載 |
CPU | 2.3GHz+1.8GHz | 2.0GHz | A13 Bionicチップ | 2.0GHz+1.7GHz |
メモリ | 6GB | 4GB | 3GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB | 64GB/128GB/256GB | 64GB |
バッテリー | 4,000mAh | 3,900mAh | 1,820mAh | 4,570mAh |
認証 | 指紋認証 顔認証 |
指紋認証 顔認証 |
顔認証 | 指紋認証 顔認証 |
防水・防塵性能など | ✕ | ✕ | 防沫性能、耐水性能、防塵性能 | 防水、防塵、耐衝撃 |
5G対応 | pre5G | ✕ | ✕ | ◯ |
価格 | 21,780円 | 21,780円 | ・49,280円(64GB) ・54,780円(128GB) ・66,880円(256GB) |
46,464円(mineoの場合) |
pre5Gとは?
pre5Gは、5G時代に主流となる技術をAIと仮想化技術を使って4G上にシュミレーションしたもので、5Gには対応していません
TONE e21は、TONE e20と同じ価格で、CPU、メモリ、ストレージ、バッテリーなどの性能がアップしています。
また、iPhoneSEや最新のAndroid端末・AQUOS sense5Gには、さきほど紹介したTONE e21の機能は搭載されていません。
スペックも、iPhoneSEやAQUOS sense5Gとひけをとらず、TONE e21のコストパフォーマンスのよさがわかります。

TONE e21が子供におススメの理由
TONE e21は子ども用のスマホにおすすめと言われていますが、それはなぜなのでしょうか?
その理由を改めて確認してみましょう。
おすすめの理由
- Oneメッセンジャーが使える
- ダッシュボード機能がある
- 子どもの成長にあわせて操作画面が変えられる
- 家族を見守る機能「TONEファミリー」がある

Oneメッセンジャーが使える
まず1つめの理由は、TONE e21の特徴の項目でも紹介した「ONEメッセンジャー」が使えることです。
Oneは家族の見守りを行なうことができる機能で、メッセージのやりとりができるだけでなく、「歩きスマホをしている」「3密の場所にいる」「塾から移動した」といった特定の状態を検知すると、管理者である親にメッセージが送られます。
また、「#いまどこ」とチャットで質問すると、子どもの位置を教えてくれる機能があるので、すぐに子どもの居場所が確認できて安心です。
さらに、不適切な写真を送信できない「自画撮り防止機能」も備えているので、SNSを通じた自画撮り被害を防ぐことも可能です。

ダッシュボード機能がある
2つめの理由も、TONE e21の特徴の項目で説明した機能「ダッシュボード」です。
ダッシュボードは、利用者の行動や状態を可視化する機能なので、子どもがどのくらスマホを使っているのか、どんなアプリを使っているのか、閲覧したサイトのカテゴリー、どういう場所に長く居たのかも確認できます。
ダッシュボード機能は、子どもとスマホの使い方を相談し、ルール作りをするきっかけになるのではないでしょうか。
子どもの成長にあわせて操作画面が変更できる
TONE e21は、ボタン1つで、親向け、子供向け、シニア向け画面へと、使う人に合わせて操作画面をかえることができます。
キッズ向けの画面では、保護者が許可したアプリだけを増やしていけるので、子どもが知らない間にアプリを追加していく心配もありません。

家族を見守る機能「TONEファミリー」がある
4つ目の理由は、端末の機能ではなく、TTONEモバイルに「TONEファミリー」という見守り機能があることです。
子どもが持つスマホには、有害サイトをブロックしたりするフィルタリングの設定や、使い過ぎを防ぐための時間制限、使用できる機能の制限などが必要です。
TONEファミリーなら難しい設定は不要で、簡単に子どもを守る・見守るスマホの設定ができます。
TONEファミリーでは以下のことができます。
TONEファミリーでできること
- 時間制限
- アプリの使用制限
- 居場所確認
- あんしんインターネット(有害サイトブロック)
- 移動通知

TONE e21が使えるTONEモバイルのプランは?
TONE e21を使うには、TONEモバイルと契約する必要があります。
TONEモバイルの料金プランは、利用する端末によって異なりますが、TONEモバイルのオリジナル端末(TONE e21)を使う場合の料金プランは次の1つです。
ほとんどの格安SIMはデータ容量によって料金が変わりますが、TONEモバイルは料金プランは1つだけ。
容量無制限+090電話とTONE電話がついて料金は1,100円(税込)です。

TONEモバイルの口コミ
他にはないオリジナルティあふれる端末が使えるTONEモバイルを使った人はどんな感想を持っているのでしょうか?
TONEモバイルの口コミを調べてみました。
子ども用に購入。Wi-Fiが繋がっている自宅でしかYouTubeは観ないので気になりません。
通話も、LINE通話で済ませているので不便は感じていません。格安スマホしか考えていなかったので、フィルタリング機能や、見守り機能が使えるので安心しています。
子どもはLINEが使えれば満足なので、この料金と見守り機能で選びました。中学のうちはトーンモバイルで充分満足できると思います。
子どもに持たせる為に購入。最初口コミを見てあまり評価が高くなかったので不安でしたが、子どもが使用するものだし、もし使い勝手が悪ければ再考しようと思い購入しました。
結果、通信速度も不自由を感じず、また画面も大きく見やすいし、Googleファミリーで連携して使用時間の設定も出来るなど機能的にも親には安心。何よりどこよりもお安い料金の割に大変満足なスマホだと思います。
不安があるとすれば、販売店が少なく修理などがあった際に店舗が遠くいので心配だなというところです。
まだ利用していませんが、きちんとしたサポートが受けられるのであれば、自分も乗り換えてもいいかなと思える位でした。
このスマホは、普通に通話やメールは出来るしインターネットも使い放題です。
またLINEを始め、グーグルマップ、乗り換え案内、天気予報、ニュースなどのアプリをインストールして日常生活で必要な時に役立てています。
私はスマホを四六時中使ったり仕事で使うヘビーユーザーでは無いのでこれで充分です。速度が遅いのは確かですが慣れればストレスは感じませんし速度制限もなく安心です。たまにYouTubeを見ますが、高速チケットを1GB分300円で買えば充分楽しめます。高速チケット無しでは見ることは困難です。
毎月のスマホ代は、高速チケット2GBまでなら2000円未満です。ヘビーユーザー、高機能、高速通信を求める方には無理と思いますのでそれ相応のスマホにしてください。
(参考:みん評)
まとめ
TONEモバイルのオリジナル端末「TONE e21」は、ONEメッセンジャーやダッシュボードなど、他の端末にはない機能が搭載されていて、子ども向けの端末にはおすすめです。
端末自体のスペックは、TONE e20から大幅にアップ。他のメーカーの端末と比較してもひけをとりません。
そして、魅力なのはその価格、2万円代で購入可能なので、その点でも子ども用のスマホにおすすめといえます。
料金プランは1つだけですが、月額1,100円と格安。子どもの成長に合わせて画面も変更できますから、子どもがもつ最初のスマホとして検討してみてはいかがでしょう?